高校留学・編入にベストなタイミングは?

中学校卒業

日本は6歳になる年から小学校が始まり、中学卒業までの9年間の義務教育を受け、その後高校に3年間通う人が多いと思います。
では、ニュージーランドは何歳から何歳までが義務教育なのでしょうか?

アメリカやカナダは9月始まりっていうのはよく聞く話ですが、オーストラリアやニュージーランドはちょっと違います。

日本の中学校を3月に卒業して、4月からニュージーランドの高校に入学できるんでしょうか?

日本とニュージーランドの義務教育や学年の違いなどについてまとめました。

日本とニュージーランドの教育制度(義務教育)の違い

日本は6歳になる年の4月から一斉に小学校に入学して1年生が始まります。

そして、小学校6年間と中学校3年間の義務教育を終え、高校3年間の合計12年間の教育過程を経て、その後就職したり大学に進学したりするのが一般的です。

ニュージーランドはと言うと、5歳の誕生日になったその日から小学校(プライマリースクール)が始まります。
※入学する日はあらかじめ学校と何日から通うかというのを決めるので、5歳の誕生日当日じゃない場合もあります。

なので日本のように「入学式」というのはなく、初めはどんどん新しい友達が増えていき、クラスがいっぱいになったら次のクラスが出来ていくという感じでした。

学年の呼び方はアメリカなどでは「Grade」ですが、ニュージーランドは「Year」です。小学校から高校までずっと通し番号で、Year1、Year2、…Year13までとなります。

日本とニュージーランドの年齢と学年の比較表

日本は一斉に小学校に入学し、1年生の間に6歳になります。
ニュージーランドは5歳の誕生日から小学校に入学します。

 日本 年齢 ニュージーランド
5歳 Year1 小学校
「Primary School」
小学校 1年生 6歳 Year2
2年生 7歳 Year3
3年生 8歳 Year4
4年生 9歳 Year5
5年生 10歳 Year6
6年生 11歳 Year7 中学校
「Intermediate School」
中学校 1年生 12歳 Year8
2年生 13歳 Year9 高校
「Secondary School」
もしくは
「College」
など
3年生 14歳 Year10
高校 1年生 15歳 Year11
2年生 16歳 Year12
3年生 17歳 Year13

日本は3学期制、ニュージーランドは4学期制

日本は4月始まりの3学期制度。
1学期が終わると、約1ヶ月の長い夏休みがあり、2学期の後はお正月を挟んだ2週間程度の冬休み、3学期の後も2週間程度の春休みがありますね。

一方ニュージーランドは2月始まりの4学期制度をとっています。
各学期の終わりに2週間づつのスクールホリデーがあり、4学期が終わりクリスマスの前から1月いっぱいぐらいまでは長めの夏休みに入ります。

南半球のニュージーランドでは、クリスマス&お正月シーズンは夏!
子供も大人も、一番良いシーズンのこの夏休みを存分に楽しんで、次の学年を迎えます。

  日本
3学期制
ニュージーランド
4学期制
カナダ/アメリカ
2学期制
1
3学期
1月初旬〜3月中旬
休み 1学期
2
1学期
2月〜4月中旬
2学期
2月初旬6月まで
3
4
1学期
4月初旬〜7月中旬
2学期
4月下旬〜7月初旬
5
6
7
休み
3学期
7月中旬〜9月下旬
8
夏休み
9
2学期
9月初旬〜12月下旬
1学期
9月初旬〜1月まで
10
4学期
10月初旬〜12月中旬
11
12

高校留学のベストな時期は?

日本の中学校を3月に卒業して、4月からニュージーランドの行きすぐに学校に入学した場合は、Year11の2学期からということになってしまいます。

つまり、ニュージーランドの5年間の高校生活の半分ぐらいからの編入という感じでしょうか。

ただでさえ英語でハンデがあるのに、途中からの編入なんて、こんなんで大丈夫なのでしょうか!?

大学入学に必要なNECAの始まる時期

ニュージーランドでは高校は5年間と書きましたが、はじめの2年間は中学生の続きのような感じ(?)で、実際にはYear11からの3年間が重要と考えられます。

というのも、Year11になるとNCEA(National Certificate of Educational Achievement)と呼ばれる国の統一試験が始まるからです。

ニュージーランドの大学や専門学校への入学は入学試験をうけるのではなく、このNCEAで必要単位を取得することにより大学への入学資格を得ることができます。

このNECAに関しては、沢山書くことがるので、また別の記事で詳しくご紹介しますね。

入学前に英語力のテストがあります

日本の中学校を3月に卒業して4月からニュージーランドの現地高校へ編入となると、英語のハンディーキャップに加え、大事なNECAの単位取得に不利なのでは!!

ということで、留学センターや現地の学校などに直接話を聞いてみたところ、母国が英語以外の生徒の場合、初めに英語力のテストを行いその結果によって英語のスキルが足りない場合は一つ下の学年「Year10」から始める場合もあるということでした。

場合によっては、入学前に学校外の語学学校で英語を勉強する期間を設けるということもあるようです。

学年を落として編入という手も?!

学校などによっても違うとは思いますが、できればこちらの方が余裕があって良いのではと思っています。

Year10のTerm2から編入して約8ヶ月間で、英語での授業や学校の制度や環境に慣れ、Year11で希望する大学を考慮した授業を選択しNECAの単位の取得に向けて頑張る!

一年留年するようにも感じますが、その先の大学進学を視野に入れると、これが一番負担なく海外の現地高校に入学するのにはベストなのではと思っています。

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ABOUTこの記事をかいた人

2018年現在、中2の息子と小4の娘を持つ二児の母。
二人をニュージーランドのオークランドで出産し、息子4年生、娘は年長さんの時に日本に引っ越してきました。
ニュージーランドでは現地の小学校に通い英語で授業を受け、家では日本語が中心のバイリンガルな生活から一転、現在はすっかり日本語どっぷりの生活に馴染んだ、息子の中学卒業を機に再びニュージーランドへ海外移住(を計画)!
日本のごく普通の公立中学校からニュージーランドの現地高校へ留学(入学/編入)までの道のりと、ニュージーランドの大学進学について、そしてもう一度親子での海外移住も含め、とことん調べてブログに綴ります。